学校日記

児童・生徒の視力が悪くなっているようです

公開日
2014/01/12
更新日
2014/01/12

その他

文部科学省がまとめた、今年度の学校保健統計調査(速報値)で、以下のような「裸眼視力1.0未満の数値」が分かりました。

      H24     H25
小学生 30.7%★ 30.5%
中学生 54.4%★ 52.8%
高校生 64.5%  65.8%★
(★印は過去最高値)


年々、視力低下及び、その若年齢化が進んでいるのが現状のようです。

近視になる原因は、医学的にも「これだ!」というものはないそうですが、親からの遺伝など、生まれつきの要素が大きいとする「遺伝説」と、目の使い方や照明の明るさ・栄養バランスなど、生活要素に重点を置く「環境説」とが知られており、この二つの説をあわせた複合的な原因によって近視が進むと考えられています。

ここで「環境説」の観点から考えると、中学生・高校生になると、勉強で目を使う機会が多くなるため、急に視力が悪くなるのは、事実のようです。
しかし、今の時代は、そこに、テレビ、パソコン、ケータイ・スマホなど、多くの「ディスプレイ」を見る機会が増え、目を酷使するため、さらに増えるのではないかと思われます。

近視を予防する方法として考えられことは、「あまり目を酷使せず規則正しい生活を心がける」ということです。
たとえば「長時間、ディスプレイを見ない」「暗い場所で本を読まない」「バランスよい食生活」などです。

メガネやコンタクトレンズなどで、「見にくい」という問題は解決できますが、費用がかかるのも事実ですし、視力が低いと、生活場面によっては、不便を感じることもあると思います。

ぜひ、まだ近視が進んでいない人は、その予防に努めるよう心がけてはいかがでしょうか。