ミクロネシア海外研修レポート 〜番外編③〜
- 公開日
- 2008/09/12
- 更新日
- 2008/09/12
地域情報
番外編第3弾は,電話帳について
■電話帳の驚き
ホテルの部屋の電話の横にA4版の厚さ1cm弱の冊子がありました。
「観光ガイドの本かな?」と思いながらめくってみると,電話帳…。
「なぁーんだ」と思い,閉じようとしたのですが,電話帳の左上に「Chuuk(チューク)」の文字を見つけました(写真)。
「おや?」と思い,前後を見てみると,「Yap(ヤップ)」「Pohnpei(ポンペイ)」「Kosrae(コスラエ)」とその他の3つの州ごとのページがあるではないですか!
そうです。なんと,ミクロネシア全国の電話番号が一冊の電話帳に収まってしまっているのです。
考えてみれば,ミクロネシアの人口は11万弱。江南市より少し多い程度です。
しかも,子どもの数が多く,電話を持たない(持てない)家庭もあります。
よって,江南市よりも少ない電話加入者であるため,A4版1cm弱1冊で十分足りてしまうのですね。
また,電話帳を見ると,どこの出身者かも見えてきます。
写真には「Chang Won」「Osawa」の文字が見えます。
何系の人かは想像できますね。親や祖父がアジア系という人がずいぶんいるようです。
ちなみに,ミクロネシアの電話事情ですが,携帯電話も普及しつつあります。若い子はミュージックプレーヤーとしても使用をしています。日本のような折りたたみ式ではなく,折りたたんだ程度の大きさの小さな携帯電話が主流です。