野球部 顧問より
- 公開日
- 2020/07/19
- 更新日
- 2020/07/19
部活動
本来、勝って部活を引退できるチームは全国に1つしかありません。
しかし、今年は勝っても先がなく引退です。
まさに今日、3年生5人が江南北部中学校に7—3で勝利し、泣きながらユニホームを脱ぐことになりました。
思い返せば2年半前からずっと5人で頑張ってきました。いつ誰が辞めてもおかしくないという状況の中、厳しい指導に耐え、必死にくらいついて自分を高めてきました。
この小数の中、辞めずに続けてこれただけでも非常に価値のあることだと思います。
同じ方向を向くはずの仲間なのにうまくいかなかったり。
顧問の先生とうまくいかなかったり。
自分の気持ちについてきてくれない仲間に苛立ちを覚えたり。
一生懸命練習してるはずなのになかなか結果が出なかったり。
そんな色々な壁に当たりながらも必死に壁を越えようと努力する皆さんの姿は本当に素敵でした。
3年生の学年訓は「感動力」です。
人が必死に頑張る姿は、人の心を動かし、人を感動させます。
5人が必死に努力してきた2年半は、周りの後輩、先生、保護者を感動させることができました。
勝ったのにまた来週大会頑張ろう!と言えないもどかしさ。
3年生は今、当たり前にあった日常がどれほど大切な日々の積み重ねであったか、身にしみて感じていると思います。
だからこそ、目の前の1日、目の前の1球に全力で取り組まないといけないんです。
もし、後悔している人がいたら、部活はもうできないので、普段の学校生活を1日1日大切に、全力で過ごして欲しいと思います。
西尾張大会にみんなを連れて行きたかったです。
しかし、目標を失っても、目的を見失わずここから大きな1歩を踏み出して欲しいです。先生が伝えたかったことは、まだこの先にあります。
君たちならできる!目の前の1球に、厳しい指導に、食らいついたこの2年間半を大切にして下さい。
江南市準優勝、秋の管内3位はみんなで勝ち取った財産です。
本当にありがとう。また白球を追いかけよう!