学校日記

新1年生よ!大きな分岐点に立て【松井秀喜選手より】

公開日
2013/04/02
更新日
2013/04/02

校長室から

松井 秀喜(まつい ひでき )選手が長島茂雄さんと一緒に国民栄誉賞を授与することが決定しました。

松井選手の思いでは夏の甲子園、星陵高校対明徳義塾高戦です。あまりにも松井選手の破壊力がすごいもので、なんと5打席連続敬遠されるのです。これにより松井選手の星陵高校は敗退するのです。この敬遠は高野連が急きょ記者会見を開くなど、社会問題にまで発展したほどでした。
明徳義塾監督の馬淵史郎は試合後、「(星稜の練習を見て)高校生の中に一人だけプロの選手が混じっていた」と話していたのが思い出されます。

それから彼は読売ジャイアンツに入団します。ドラフト会議で彼を引き当てたのが長島監督でした。その巨人でも4番を務め活躍するのです。そして彼はメジャーリーグの夢を追いかけ、海を渡りました。ニューヨーク・ヤンキースに入り、なんとそこでも4番を打つのです。彼の気さくで優しい性格からでしょうか、また試合になると手につけられないことからでしょうか、「ゴジラ」という愛称でアメリカでも慕われました。おそらく、今後、ヤンキースの4番など打つ選手は日本人から出てこないのではないでしょうか。

でも、こんな話があるのです。そんな偉大な彼でも、中学進学にあたって、柔道を続けるか野球にするのか悩むこともあったそうです。進学した能美市立根上中学校には野球部はあるものの、柔道部がなかったということが野球への道を選択した大きな決め手となったそうです。ここで柔道を選択したならと考えると人生には大きな分岐点があることを実感します。新1年生のみなさんが今、何部に入ろうかなと考えていると思います。君の大きな分岐点です!しっかり考えてください。

※ホームページでプロ選手や芸能人の写真を勝手に使うことは違法です。だから絵を描いて入れさせていただいています。