学校日記

校長室から 独り言

公開日
2013/06/05
更新日
2013/06/05

校長室から

月曜日の夜、NHKで東大野球部と桑田投手の特集をやっていました。桑田投手の賢さがわかりました。練習時間表を見て、「多すぎるでしょう」と切り捨てています。「人間は集中できる時間は決められている。集中できずに練習しても75%ぐらいの力しか出せない。やっても無駄ではないでしょうか」と説明されていました。

これを聞き、部活動はもちろんですが、何故か私は職員のことを考えてしまいました。夜遅くまで多くの職員が残り仕事をします。土曜日も日曜日も・・・。みんな家庭がどうなっているのでしょうか。家で待つ家族は車の音を聞くまで心配ではないでしょうか。

昔、本校に勤めていた時、宮田中は落ち着いた学園で、部活も強かったです。そして、先生方は帰りが早かったです。特に冬などは管内駅伝練習をして戻ってくると、「待っていたよ」と最後の先生が帰られました。あの当時、先生方は部活をしっかりやって、そして早く帰るという簡単な生活リズムでした。でもグランド、体育館には絶対指導に行ってみえました。厳しい練習や、練習後の顧問・部員のさわやかな笑顔が思い出として残っています。

今、職員は自分で仕事を作ってはいないでしょうか。子供から離れてまで仕事をしなくてはいけないケースが多すぎではないでしょうか。「真面目だからこそ、いけない」桑田投手の言葉がよみがえります。また、「いくつも変化球を覚えるより、外角低めのストレートを10球のうち7本投げられるようにした方がよい」その言葉より、多くの取り組みも大切ですが、今の本校、まず、子供がグランド、体育館にいるときは真っ先に指導にいくことが大切と考えます。それが外角低めのストレート、まさにそれではないでしょうか。

追伸:そして先週の日曜日、この放送のあった日に東大野球部が勝ちました。実に2006年以来だそうです。
以上、独り言でした。それと、宮田中学校OBの先生方はこの文章を見て応援してくれると思うのですが・・・。