寺澤先生、いままでご苦労さまでした。
- 公開日
- 2013/09/02
- 更新日
- 2013/09/02
校長室から
『余命1ヶ月の花嫁』(よめいいっかげつのはなよめ)は、一人の女性が送った闘病生活を題材とした本当にあった話を映画にしたものです。
主人公である長島千恵さんは24歳ながら平成19年4月にすでに末期の乳がんに冒されていました。宣告された余命は1ヶ月でした。
彼女の最大の夢は「ウエディングドレスを着ること」でした。千恵の夢を叶えるため、彼女の恋人・赤須太郎さんとの模擬結婚式を友人たちが計画し、同年4月5日に籍は入れずに結婚式を挙げるのです。そして模擬結婚式から1ヵ月後の5月6日に彼女は亡くなりました。
泣けました。この映画を観て1年分の涙が出ました。女性には是非、乳がん検査を行ってほしいと思いました。
さて、生徒諸君、保護者のみなさまに悲しい連絡をしなくてはいけません。本校の寺澤由美子先生ですが8月30日に乳がんのために亡くなられました。52歳でした。先生は本校に4年と5ヶ月務められました。2年前の1年生の担任を1学期で終えたところでに休職され、病気と闘う日々を送ってみえました。今の3年生の中には1年時、担任していただいた生徒もいます。社会科の先生でとても生徒想いで優しさがいつも感じられる先生でした。また、卓球部の顧問もされてみえました。元気でパワー溢れていた先生だけに、亡くなられたことが信じられませんでした。
本日、布袋の斎場で11時から告別式です。長い間、教育に情熱を注いでみえた寺澤由美子先生、ご苦労さまでした。全校生徒みんなでお祈り申し上げます。