学校日記

本日の豪雨の経験より

公開日
2013/09/04
更新日
2013/09/04

校長室から

今日の雨にはまいりました。3時頃から、インターネットで雨雲の動きを追いかけていました。帯状で真っ赤に塗られた豪雨が近づいていることをとらえていたからです。5時間目が始まり、西の空を見ると真っ黒でした。その時、市の広報で江南市に大雨警報のお知らせが流れていました。5限目で終了させて帰すべきか、私、校長と、教頭、早川先生で相談しました。2階から西の空を見にいった時、かみなりが鳴り始めました。『これは、雷にうたれることも考えなくては』と思い、帰すことをあきらめました。

6限目に入り、雨も強くなり、市教育委員会より待機させてくださいとの連絡を受け、部活動を中止し教室待機連絡を入れました。同時に緊急メールとホームページでも連絡を入れました。その後、保護者から電話が鳴り放しになり、「○○ですが、これから迎えに行きます」の連絡が入ります。通学班で帰すことを前提としており、学級で個人的に迎えで帰した生徒は通学班にも連絡をいれなくてはいけないのです。学級に連絡を入れ、さらに引き渡しのチェックをしなくてはいけません。ここですでに教師7・8名が対応で動けなくなりました。こうなると中は慌てます。あの震災で多くの犠牲者を出した大川小学校も保護者対応で大変だったことを知っています。そんな中でも大きな流れを正確に判断していくことが求められました。さらに、ここで思ったのは、動線をしっかりしていかないと車が動かなくなることです。迎えは最初は玄関でした。次は生徒達を体育館に移動させたものですから、体育館前となりました。次からは体育館前の門から入っていただき、正門から出るという一方通行制を取りたいと思います。

体育館で待っている時に雨があがり、帰すチャンスは来ました。ところが雷が収まらないのです。雨が降っていないのに雷だけが鳴っているのです。そして雷が市内中心部に行った時はチャンスと思いましたが、市が全体で判断してくるとのことでここで少しジレンマが出ました。帰してくださいの命令を受け、帰したのはもう暗くなり始めていただけに心配しました。通学班の教師が引率しましたが、車さえ通れない所もあり大変でしたが、結果的にもう少し早く帰したならもっと水量がすごくてひよっとして被害が出たかもしれません。

いずれにせよ、多くのことを学びました。全生徒を迎えにした学校もありました。学校周りの冠水状態等を考え車が集中することも許されないこの宮田地区ではどうすべきか、今後に生かしていきたいと思います。また、迎えに対しての敏速な対応も課題になりました。保護者の皆様には大変、ご心配やら、ご迷惑をおかけしました。(校長)