ご心配おかけしました
- 公開日
- 2013/09/05
- 更新日
- 2013/09/05
校長室から
昨日の雨で多くのことを経験しました。昨日の学校の対応や生徒の行動は昨夜遅くHPに載せさせていただきました。今から思うと、少しの保護者がお迎えにみえたのですが、その数が3倍になったなら、大変なことになっていたのではないでしょうか。昨日でも、けたたましく前の道でクラクションが鳴っていました。道が大渋滞し、宮田中からバス停宮田本郷へいく主要道路は冠水で遮断され、宮田中の南側もすぐ冠水状態となり車では通れない状態となりました。要するに宮田中は周りが水で固められた中にある状態に近かったのです。この状態で迎えにきていただくことは実に難しいことです。(動かなくなった車が宮田中の前に何台もありました。)
それと昨日も書かせていただきましたが、個人対応は実に集団を動かすのに足かせになるかも知っていてください。集団下校に移すため、学級から通学班に移行します。その歳、引率の先生は誰が迎えで帰ったのかを把握しなくてはいけないのです。一人一人を体育館に移動する前に迎えにこられると、教室へ連絡、引き渡し、チェック、そして通学班の先生に連絡と4つの過程が一人で増えるのです。(体育館ではマイクで呼びだし、引き渡し、チェック、通学班の先生への連絡の3過程)これだけでもすごい時間や教師負担をかけます。
みなさん、「津波でんでんこ」という言葉をご存じですか?これは簡単に言うなら、それぞれが信じ合って、自分の命は自分で守るというもので、迎えに行って、迎えにいった人が災難に遭うのを防いだり、身内を心配して逃げ遅れたりするのを防ぐ言葉です。学校は学校で安全を期して行動に出ます。そこを理解していてください。昨日の水害のケース迎えは最小限におさえなくてはいけません。水が退くまで待機も十分あり、それが夜遅くなることも考えられます。その時はその時で、安全が確保されれば、迎えの要請をいれなくてはいけないかもしれません。
いずれにせよ、早い判断が基本です。授業を早く打ち切るなどは、お手つきでも判断していかなくてはいけないことも実感しました。今後、自然現象に対し様々な問題が生じましても、是非、ご理解、ご協力をお願いします。守るものは子供達の安全です。(校長)