朝会より 【井の中の蛙になるな、宮田中学校!】
- 公開日
- 2013/09/30
- 更新日
- 2013/09/30
校長室から
最近の君たちを見ていると、大人になってきたなと感じることがあります。2学期始業式で「14歳は厄年」と話しました。3年生は夢や目的が支えるでしょうと話しました。まさしく、最近の3年生を見ていると成長していく姿に驚かされます。素直な学年になってきた、大人の付き合いができる学年になってきたというのが今の感想です。
さて、まだ、まだ少しですが宮田中の一部の生徒には「井の中の蛙」という言葉がぴったりの生徒がいます。「井の中の蛙」とは自分の狭い世界しか知らず、世間で何が起きているかもわからないことです。
先日、学校中の授業を観させてもらいました。ある授業で先生が「お母さんが赤ちゃんの足の指1本1本洗っているんだね」と生徒の皆さんに話しかけたのです。そしたら、一人の生徒が「俺、指なんて洗わんわ」としゃべるのです。これは大変なことなんです。ここではみんなにお母さんが赤ちゃんの指先1本1本を洗うところをイメージしてもらうところなんです。これをこの生徒は一言でみんながやらなくてはいけないことを、奪ってしまったのです。これを茶々といいます。もっとありました。先生が質問するとすぐ答えを言ってしまう生徒も気になりました。みんなが考えるなかで賢くなり脳に入っていくと思うのですが、クラスで考える時間さえ奪ってしまったのです。
クラスにいませんか?茶々を入れたり、すぐ手も上げないで答えている子は。
今、本校は話し方。聞き方の学習をしています。話すときはみんなに話そう。「発表します」「聞いてください」で発表するようにしています。聞く方は話し手を観るようにそいています。耳だけの記憶でなく目を使っても大切なことを記憶しようとしているのです。
ではこれがどのくらい、成果があるか、全国学力テストの結果が返ってきました。藤里小はこれで2年前から取り組んでいるのですが、なんと算数が平均点をとるまでになったのです。必ず賢くなると思います。
後は授業で自分では頑張っていると思っている茶々をいれる生徒、すぐ答える生徒をなくすことです。今一度、「はい・です・ます」を思い出してください。授業中必ず使ってください。そうすれば、茶々も勝手に答えるもなくなると思います。もちろん先生方にも「質問します」「わかる人は手を挙げてください」「一斉に答えましょう」などの言葉を言っていただきます。よく聞いていて使い分けてください。今日からクラスで茶々入れる生徒、自己中な生徒をなくしていきましょう。それが宮田中が賢くなる第2歩目です。1歩目は聞き方、話し方です。
最後に授業は変わりつつあることを忘れないでください。期待しています。