学校日記

校内めぐり33 【マスクに思う】

公開日
2013/11/09
更新日
2013/11/09

校長室から

最近、思うことがあります。それはマスクの使用者がやたらと増えていることです。確かにインフルエンザが大流行した時は、全員マスク着用でした。教師もマスク着用で1日生活しました。その年は修学旅行もマスク着用で、写真を見るとみんなマスクをかけています。それからでしょうか、真夏でもマスクを掛けている生徒をみかけました。

マスクはインフルエンザ予防の為にはいいと思うのですが、いかんせん表情が伝わりません。教師がマスクをして授業すれば、感情がどのように伝わるのでしょうか。「わーすごい!」と誉めたとしてもマスクが口の上にあれば、どうでしょうか。口元の表情は授業では欠かせません。

門をくぐる生徒達も元気にあいさつしていってくれます。マスクのない生徒がニコッとあいさつしていってくれるとこちらも大変嬉しくなります。反対にマスクをしている生徒がおはようございますと通過していくと、その生徒の状態を正確に把握するのが実に難しいです。(目がニコッとしていると良いのですが・・・。)

それともっと心配するのは、マスクをする生徒に何事にも自信がない生徒や、やや心配な生徒が少なくないと言うことです。顔を隠すことにより、自分に対し第三者的になれることが魅力的なのでしょうか。(宮田中生徒は他校に比べ使用率が高いです)

結論です。マスクで得ることもありますが、失うこともあります。思いやり、優しさが伝わりにくいのです。これは教師生徒間だけでなく友達と生徒、つまり生徒間でもそうです。そして、心の病も隠そうとする生徒もいます。予防はもちろん大切ですが、風邪ぎみな時以外は、取ってもいいのではないでしょうか。(もちろんインフルエンザや風邪が流行の兆しがある時はかけましょう)

さらに、ここから発明発見工夫展の世界です。誰か透明マスクを作っていただけないでしょうか。簡単なことではないでしょうか。でも仮に透明マスクができたとしても、誰もかけてくれないか心配ですが・・・。