学校日記

いじめをなくすぞ!心鍛えよう!正義感の強い子を育てよう!

公開日
2013/12/11
更新日
2013/12/11

校長室から

いじめの件数が急増と今朝の新聞でも報道されています。いじめの定義についてもう一度確認してみますと平成18年度で大きく変わっているのです。それまではいじめている側に立って決められていたのが、18年度よりいじめられている側になってかかれています。強い者から弱い者への行動が、一定の人間関係ある者間での行動に、更には、継続的であったのが、継続的という言葉がなくなっています。さらに、深刻な苦痛が精神的苦痛にも変わっています。(下記)〉
【平成18年度以前のいじめの定義】
(1) 自分より弱い者に対して一方的に、
(2) 身体的・心理的な攻撃を継続的に加え、
(3) 相手が深刻な苦痛を感じているもの。なお、起こった場所は学校の内外を問わない。」

【平成18年度より】
(1) 当該児童生徒が、一定の人間関係のある者から、
(2) 心理的、物理的な攻撃を受け、
(3) 精神的な苦痛を感じているもの。なお、起こった場所は学校の内外を問わない。

現場においていじめが急増しているとは考えにくいのですが、ようやく平成18年度からの変更定義が浸透して1回でもいじめと判断した学校が調査結果の値を高めたことも考えられます。また、教育現場も敏感になり、今までこの位はと思ったのをカウントしてきたことや、また荒々しい生徒が少し増えてきており、恐喝や傷害などもいじめの中にカウントされることにより増えたことも考えられます。またラインなどで悪口を書いたり、無視を呼びかけたりすることも盛んになり、簡単にいじめができるようになったことも要因になったかもしれません。

本校では生徒と担任との生活日記、相談週間、先生へのお手紙(保健室前設置)等多くのことで対応していますが、一番早くわかるのは保護者の皆様かもしれません。何か変だなと感じられたなら担任まで連絡ください。しっかり対応させていただきます。

最後にいじめをなくそうと考えることも大切ですが、生徒達の心を育てることも同じように大切です。道徳授業の充実や、各行事・部活動を通して人としての行き方、考え方、集団との関わりなどを教えていきたいと思います。【モグラたたきからの脱出】