ミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEO（代表）は１１日、ＣＳＫＡモスクワに所属する日本代表ＭＦ本田圭佑が来年１月３日に加入することを明らかにした。背番号は１０番に決まりました。背番号１０はエースの証（あかし）です。やりましたね！
本田選手はＣＳＫＡモスクワにいるときはキャプテンを務めるほどの選手です。技術はもちろん語学にも優れ、ロシア語がぺらぺらでした。彼の頭の良さは誰もが認めるところです。イタリアに渡っても彼ならきっとやってくれるはずです。大きな期待をしています。

そんな彼も最初から目立った存在ではなかったのです。中学時代はガンバ大阪ジュニアユースに所属したのですが、ユースチームへの昇格の内定が出なかったため、石川県の星稜高校へ進学しました。３年時には全国高等学校サッカー選手権大会に出場して、石川県勢として初のベスト4に貢献したのです。

高校卒業に際して複数のJリーグクラブから勧誘を受け、名古屋とプロ契約を結びます。名古屋加入時の契約では、本人の希望により「オファーがあれば海外クラブへの移籍を認める」という条項が盛り込まれていました。

それからの彼は日本の本田から世界の本田に成長していくわけですが、中学時代、認めてもらえず石川県の高校に進学したことからもわかるように、中学生では将来は判断できないものです。私も肝に銘じていきたいと思います。「１５歳で将来を判断するな」