学校日記

いじめ認識、間違っていませんか?

公開日
2013/12/16
更新日
2013/12/16

校長室から

今日はいじめについて考えてみました。家庭の参考になることを願って書いてみました。聞いてください。

”いじめの認識”の4つの間違いポイント

1【いじめられる子供にも問題がある】
よく、いじめられる子供に問題があると聞きますが、これはものすごい間違いです。いじめられた子供は、何も悪いことをしていないのにいじめのターゲットになってしまった被害者です。性格などに、いじめられやすい特徴があったとしても、それといじめられるは全く関係ないことです。

2【同じグループ内ではいじめは起きない】
これも大きな間違いです。数年前に起きた事件は外から見るとグループの一員で友達同士で仲が良いと判断されていました。でも実際は封建制度がはびこった、抜け出したくても抜け出せない上下関係がある仲でした。時々、ストレスのはけ口的扱いや見せしめ的な扱いを受けることもあります。

3【学校が落ち着き、先生方の権威がある学校はいじめがない】
たしかに一理あるかもしれません。しかし、いじめが表面上わからないように中へ中へ浸透していっているとも考えられます。本校はいじめがないと喜ぶものでなく、いじめを見つけられない、相談ができていないと悪い風に考えた方が良いかも知れません。

4【いじめられた子供は強くなるべきだ】
これも大人はよく言います。でもどんな強い子でも、心理的には傷つくものです。ましてや、親に知られると情けない子供というイメージが伝わってしまわないか、間接的な悩みが生じます。親に心配かけまいとする強さこそ、悲しさにつながります。
また、やり返せとアドバイスする親もみえますが、犯罪をやり返すようなことは判断正しい優しい子はできません。

※もし何かでお悩みなら、思い切って学校へ相談ください。心から笑える日がくるように一緒に考えていきたいです。(校長)