言葉は時として凶器にもなるのではないでしょうか
- 公開日
- 2013/12/29
- 更新日
- 2013/12/29
校長室から
大阪市立桜宮高校の体罰問題が大きく取り上げられ出来事がありました。あの事件の真相はわかりませんので断定はできないのですが、監督さんが生徒さんに話されたことで気になる言葉がありました。
それは「2軍にいくか」「主将やめるか」という言葉です。この言葉の意味することは大学推薦が無くなったことにつながらないでしょうか。2軍では大学推薦はありません。キャップテンなら推薦も良いところがまわってきます。高校の有名監督の大学推薦の力は大きいです。彼は夢が消されないように必死だったと思うのです。
また、キャップテンとして2軍は許されるものではないし、途中でキャップテン降板もプライドがあります。「2軍にいくか」「主将やめるか」この言葉は夢、プライドどちらかを傷つけた言葉ではなかったでしょうか。
この事件でもう一度確認したいのは体罰もひどいが、言葉の暴力も同じくらいひどいということです。そして、それらはいつまでも心の痛みとして残るということです。夢を与えるのが教師の仕事、少しでも良いところを伸ばしてやるのが我々の仕事、間違っても反対は許されないでしょう。大阪の体罰事件から思ったことです。この文章は校長が書きました。