学校日記

保護者の皆様、お父さん、お母さんお変わりありませんか

公開日
2014/01/05
更新日
2014/01/05

校長室から

保護者の皆様の中で、この正月に帰省された方はみえますか?

田舎の お父さん、お母さんに変わったことはありませんでしたか。これは1月3日の中日新聞の中日春秋の欄で始まる文章です。「認知症」の話です。昔は「ぼけが始まった」そんな言葉で表現されていたのですが今は病名もしっかりしています。(認知症にも様々なものがありますが・・・。)

この中日春秋の欄では気にしてほしいのは、久しぶりに会った、お父さん、お母さんがずっと何か探していなかったか、同じ話をたびたび繰り返していなかったかと書かれています。
さらに、後悔していると始まり、ある年末、帰省すると一人暮らしの母親が「自治会の役員を頼まれて困っている」と何度も同じことを言う。おかしいなとは思ったが年のせいだとほっておいた。次の年、年末、母親が離れて暮らす兄が帰ってきたと言った。いないはずの兄が母はそこにいるように言う。病院へ行ったなら「認知症」と診断された。
対応が遅れた。認知症は病気である。早期の治療で進行を遅らせることができる。親の老いを認めるのは難しい。信じたくないが、おかしいと感じたなら病院へつれていくべきだろう。心配だけしていては何も始まらないのである。

作者の痛い心が読み取れます。保護者のみなさんお父さん、お母さんお変わりありませんか。