雪合戦で、雪玉の中に石を入れ
- 公開日
- 2014/01/09
- 更新日
- 2014/01/09
校長室から
寒くなりました。昨日の雨で西高東低型の気圧配置がしっかりできあがり、この辺りにも雪が降るのでしょうか。
さて、雪で思い出すことがあります。私が若い頃の話です。校庭には雪が積もり、辺り一面は銀世界となり、生徒達に誘われて一緒に昼放課雪合戦をした時のことです。何しろ雪合戦などは愛知県のこの辺りでは年に1・2度しかできないことです。生徒達は夢中で遊んでいました。
その時、事件が起きたのです。一人の生徒が投げた雪玉に石が入っていたのです。一人の生徒の訴えでわかったものです。
あ然としました。『それがどのような事につながるか、この生徒にはわからないものなのか』とても許せることではないと憤(いきどお)りを感じました。
しかし、当の本人は言われるまでその危険性について感じていないというか、言われて初めて大変なことをしたことに気付いた様子でした。
危険の察知能力が著(いちじる)しく低い生徒がいます。このように石の雪玉だけでなく、例えば、教室で前の生徒が座る直前に椅子をひき、イタズラしようとする生徒、追いかけっこで、扉をさっと閉めて逃げる生徒、これらは、例えば後ろに転び頭を強打したり、追いかけてきた生徒が戸のガラスに手を突っ込み動脈を切るなど大事件に発展したりする危険があります。こんな事件に遭遇するたびに最初に『何故、危険なことがわからないか』とあ然とします。
これこそ、幼い頃からの体験や指導が本当に大切なことかもしれません。クラスで起きた事をみんなで共有することも、大切なことを学ぶ良い方法ではないでしょうか。学校で学ぶことは実に多いと思う今日この頃です。それもなるべく投げるスピードや走るスピードがでない幼い頃に、柔らかい体の幼い頃に・・・。
※写真と本文はまったく関係ありません。