高校時代に味わったみじめさ・・・【バレンタインデー】
- 公開日
- 2014/02/06
- 更新日
- 2014/02/06
校長室から
バレンタインデーはいつ頃から日本で流行(はや)るようになってきたのでしょう。思い出してみても私の中学時代にはなかったのではないでしょうか。(岐阜の田舎だもん、ねぇだろう)高校2年の時からバレンタインデーの思い出がしっかりあります。
クラスに体育系の僕たちと違う文化系の男の子達がいました。その頃は『モテるのは運動ができる体育系の僕たちだ』と思っていました。実際、グランドで練習していると多くの女子生徒が見に来ていてくれました。(だから時間がなくても体育ジャージでなくラグビージャージで練習していました。苦労するぜ)
ところがバレンタインデーの日のことでした。その文化系の一人が同じ部の僕たちが憧(あこが)れの女の子からチョコをもらったのです。それは可愛い、おしとやかな彼女です。よりによってこんなキザな彼にあげなくても・・・。しかも、この彼は、わざわざチョコが入った袋を机の横にかけ、チョコが見えるようにしているではありませんか。
これにはみんな、激オコプンプン丸でした。(みんなと言っても体育系の僕たちですが)担任の先生も先生で、目に付いたなら注意して、「こら、こんなもの学校ではいかんだろう!」とか「おまえには人の気持ちわからんのか!」と叱ってくれればいいのに、何も言われませんでした。(撃沈・・・、ショボン)
文化系の男子は部の中でいつも女子と接しているのです。そこには我々体育系と違いアドバンテージがすでに存在しているのです。この時『いかん、文化系の男子は部活でハーレムの世界だ・・・。』『いかん、文化系の部ではカブトムシと一緒で捕(と)った者の勝ちだわ〜』と思いました。(哀れな体育系です・・・。)
今年もバレンタインデーがやってきますが、あの油ぎった顔で文化系の男の子を羨(うらや)ましく思って、文句言っていた頃を思い出します。みんな今は良いお父さんです・・・。