３年生徒達は立派に旅立っていきました。合唱では多くの生徒が涙流しながら歌っていました。今までの思い出が次から次へと思い出され、悲しみとなり涙となりわき出てきたのでしょうか。

３学期の始業式に「３年生諸君、卒業式は泣いて別れよう。我々先生方は、君達と真剣に付き合ってきたつもりです。だから泣いて別れよう」と話しましたが、生徒からは多くの涙が溢れていました。子ども達だけでなく、もちろん教師側にも多くの涙があり、淋しさが打ち寄せます。でもここが教師の仕事で一番幸せなところかもしれませんね。

さて、この日市内のカラオケボックスは中学生で溢れていたとよく聞くのですが、卒業式の午後、グランドに行ってみたのです。陸上部やテニス部、バスケット部が練習していました。その中に多くの３年生が一緒になって練習していたのです。高校ですぐ部活が始まることから休まずに練習しているのです。ハッとしました。『本校の子ども達、もう次に向かって走り出している。カラオケとか食事会とか言われるけど、ほんの一部の子達じゃないかな。と考えると、入試を終えていない子のほとんどの子は月曜日の入試に向かって机に向かっているだろうな』そう思うと、悪く考えていた自分が恥ずかしくなりました。

卒業生諸君、月曜日からの入試頑張ってください。時間にゆとりもって会場に行ってください。健闘を祈る！

追伸：式後の心配なこともまったくなく、残ったのは時間通り帰っていた生徒達の規律さだけでした。関係の皆さんにお礼申し上げます。