学校日記

校長です・・・、校長です。117【善女のパン】

公開日
2014/03/19
更新日
2014/03/19

校長室から

校長です。メールが妻からよく届きます。
校長です。パンないよの5文字です。
校長です。買い忘れているのです。
校長です。ないよということは買ってこいとのことです。

校長です。学校帰りお店に寄ります。
校長です。8時以降はパンは安くなります。
校長です。100円コーナーと半額コーナーに別れます。
校長です。サンドイッチは半額コーナーです。
校長です。なんと280円が140円です。

校長です。何回も買っていると定員さんと顔なじみになります。
校長です。定員さんはアルバイトの可愛い女性です。
校長です。いつもこの時間だとこの時間帯を狙っていると思われます。
校長です。すごい貧しい人と思われているかもしれません。

校長です。これでひとつ思い出しました。
校長です。「オー・ヘンリー」の「善女のパン」です。
校長です。一番安いパンを度々買いに来る若者がいました。
校長です。店員さんは恋心を抱くのです。
校長です。店員さんは貧しい画家と思うのです。
校長です。店員さんがバターをパンの中にそっと入れてあげます。
校長です。実はその青年は設計士さんでした。
校長です。そのパンを消しゴム代わりに使っていたのです。
校長です。そして設計図が台無しになったと怒ってきたという話です。

校長です。この話より思うのです。
校長です。店員さんは私を貧しい人と思うのです。
校長です。きっとまだ独り身で生活が荒(すさ)んでいると思うのです。
校長です。店員さんはとても可哀想に思うのです。
校長です。ある日、サンドイッチをそっともう一つ入れてくれるのです。
校長です。こんなうまい話はないでしょうか。(おぃ)
校長です。「平成の善女のパン」です
校長です。お〜変り〜です。

校長です・・・、校長です。