1学期終業式
- 公開日
- 2014/07/18
- 更新日
- 2014/07/18
校長室から
4月7日 新学期である。野球部希望のきっりとした丸坊主頭の生徒が登校してきた。「君たちは野球部希望か?」と聞いたなら、すでに入っている3年生の長谷川巧君と鬼頭健吾君と中村友洋(ともひろ)君であった。坊主頭にしてきた日だった。
4月9日 離任式だった。別れは先生も辛いが生徒にはもっと辛いものがある。平田いのりさんの涙が印象的だった。
4月21日 ホームページに大竹先生と境かんなさんの剣道会場でのドヤ顔とドヤポーズで載っていた。彼女のキャラクターから想像できない顔であった。境さんもたくましくなったものである。
4月28日 卓球部男子の成長がよくわかる。先日は小山響己君が強くなったと感じたのに今日は大川奨乃君が目に付いた。いつも争っており、ライバルがいるということがいかに大切かわかる。
5月5日 陸上練習を見に行ったなら1年生の吉原悠登君が砲丸を投げていた。人慣れっこい生徒で何でも話してくる明るい性格であった。真っ直ぐ育って、全国に行ってもらいたいものである。
5月15日 ボランティア委員会の池間夢実さんと泉さくらさんがプランタに花を最後まで植えていた。それも笑顔で手伝っていたのが印象的だった。
5月9日 2年生のキャンプだった。多くの子があいさつしてくれた。特に稲波知哉君が1日何回でも、どこで会ってもあいさつしてくれた。自然の素晴らしさがそうさせるのだろうか、学校にこのあいさつを持ち帰りたいものであった。
5月20日 修学旅行の日だった。ディズニーシーで友達が気分悪くなり、養護教諭の永井先生を迎えに走った杉田直弥君と青山奈央さんがいた。先生を早く連れて帰りたかったのに、余りにも永井先生が走るのが遅いので「荷物もってあげるからもっと速く走れないの」と言ってきたそうだ。永井先生が笑って教えてくれた。
6月19日 石原礼桂さんが髪型を変えてきた。「前の方が個人的には好きだな」と言ったなら、隣にいた塩沢進君が「慣れてないだけですよ」とフォローし、今井彩人君は「夏はその方がいいよ」と言った。その結果、先生が−3点で塩沢君が+3点で今井君が+5点という結果になってしまった。
6月20日 ホームページに柴田先生のバスケット部選手にゼッケンを配る苦悩が書いてあった。先生の気持ちがよくわかった。1年前の朝会で柴田先生が、高校で野球部に入り、頑張って、頑張って練習し、もらった補欠番号。そして試合に出ないまま終わってしまったという話が思い出された。
6月27日応援団の指導をした。最初はこのメンバーでできるのかと思ったがよく頑張っている。吹奏楽部の牧山安純(あずみ)さんが毎日、楽器をもって手伝いに来てくれた。すごい生徒である。
7月5日 西尾張陸上大会があった。ハードルの橋本武大(たけひろ)君、安井悠人君、砲丸の川野成己(なるみ)君も参加しているが、この3人とも転部して陸上部にかわってきたそうだ。苦しいことや悲しいこともあったあったと思うがよくぞ西尾張まで進んだものである。若いうちは失敗が利くし、夢の積み替えもできることを証明したようなできごとであった。
別件であるが誰かソフト部に入ってくれないだろうか。
7月10日 管内選手激励会があった。バレー部の平谷理人君がいきなり、哲学者風に話し始めて目が点になった。そして2年生の木村優斗君の言葉には泣かされた。上級生への思いがよくわかった。
さて、生徒諸君!いよいよ夏休みです。3年生では管内大会で夢をまだ繋げられている生徒はいいのですが、悔しい思いの生徒もここにいるはずです。生徒のみなさん、悔しいですが夢の積みかえをしてください。
また、大会の時、多くの生徒の応援がありました。好きな子でもいたのでしょうか。でも、こうやってみんなで宮田中学校を応援してくれた姿は嫌いではないです。むしろ嬉しかったです。みんなが一つになったり母校愛を感じたりするからです。どうか、みなさん、みんな宮中生である自覚、今一度もってください。あなたが不良したら、友達の誰かが心配するでしょう。あなたが事故にあったなら友達の誰かが心配して駆け付けてくれるでしょう。そんな簡単な方程式忘れないようにしてください。
そして、こんなことはあってはいけないことですがもし、家の方で何かありましたら学校へ電話ください。すぐ担任なり学年主任なり行かせていただきます。それではみなさんと家族の健康祈ってます。
平成26年7月18日 宮田中学校長 飯沼元康