会報「おすたか」、この会報のおかげで・・・。
- 公開日
- 2014/08/11
- 更新日
- 2014/08/11
校長室から
1985年の学年で旅行に行った旅先で飛び込んできた忘れられないニューズがあります。日航ジャンボ機墜落事故です。この事故は突然の衝撃音と共に垂直尾翼は垂直安定板の下半分のみを残して破壊され、操舵が不可能になってしまうのです。機体は迷走するとともに上昇、下降を繰り返し、クルーの操縦により17分間、飛行を続けたのです。乗客の中には最期を覚悟し、機体の中で懸命に家族への遺書を書き残した方が多くみえました。クルーの必死の回避むなしく、御巣鷹山に激突するのでした。520人が犠牲になったこの事故は日本人に多くの衝撃を与えました。
それから遺族会の方々が会報「おすたか」を発行し、伴に励まし合ってみえました。ちょうど、この会報が100号になったそうです。この会報「おすたか」過去のもの調べて読んでみました。泣けました。
□:妊娠中に夫を亡くした小沢紀美さん(58)は「悲しくてどうしようもなく不安だった時、何度も読み返しました。今でも心の支えになっています」と寄稿されています。
□:当時50歳の母親を亡くし、今年母親と同じ年齢になった女性は「『母がいてくれたら』と思ったことは数え切れません。三人の子も順調に成人しています。本当はこの子達、母にほめてもらいたかったのでしょうね」と長年募らせていた思いを書かれています。
明日の8月12日で29年です。亡くなられた方々に哀悼の意を表します。安らかにお眠りください。