山根君!胸張って和歌山へ帰ろうよ!
- 公開日
- 2014/08/14
- 更新日
- 2014/08/14
校長室から
昨日の全国高校野球大会、市和歌山高校対鹿屋中央高校、1対1の延長12回裏、鹿屋中央の攻撃、1死一、三塁。市和歌山にとって絶対絶命のピンチでした。
詰まった当たりが二塁手、山根選手の前に転がります。当然、バックホームのタッチプレーとなるのだと思います。(後はセカンド、ファーストのダブルプレイ)ところが緊迫した場面で微妙に変化した打球に慌てた山根は本塁でも二塁でもなく、一塁に送球してしまうのです。鹿屋中央の選手達もきょとんとして勝ったことがわからないような感じでした。一瞬の間をおいて大歓声に包まれたグラウンドで思わず山根選手はしゃがみ込んでしまいました。そして号泣し、仲間に支えられても顔を上げることができなかったです。
「バウンドが変わって捕り損ね、頭が真っ白になりました。パニックになり、知らぬ間にファーストに投げてしまいました」。
あまりにも大きなプレーでした。
ネット上ではそんなまさかの幕切れに衝撃が広がっています。二塁手・山根翔希選手には「最後のプレーは悔いが残るだろうけれども、好守の連続、お見事でした。胸を張ってほしいな」「彼のそれまでの素晴らしい守備に拍手を送りたい!! 胸を張って和歌山に帰ってほしいなぁ」「最後悔しいかもしれんけど、最高の守備だった!いいプレーめっちゃしよった」という、擁護の声が続出しています。 また、山根選手の姿が多くの人の心を打ったようで、「泣きじゃくる市和歌山の二塁手山根君の姿に思わずもらい泣き」「アンタのために涙が止まらんよ」などという声もあがっています。