「砂の栄冠」 一度読んでください
- 公開日
- 2014/08/15
- 更新日
- 2014/08/15
校長室から
春日部共栄(埼玉)が、開幕戦で今春センバツ王者の龍谷大平安(京都)を破る金星を挙げました。その快挙を知らせる新聞にひとつの記事が載り、話題となりました。
チーム内で親しまれる三宅麻未マネジャーは、記録員としてベンチに入りました。彼女はおにぎり作り集中のため、最難関校受験の選抜クラスから普通クラスに転籍したそうなんです。「進学よりも女子マネージャー」このことが、話題となったのです。男女平等が浸透した今日に「男は外で働き女は家を守る」という印象を与えたのかもしれません。
しかし、話は変わりますが、何故に彼女はおにぎり作りを、そして数が半端でなく、2年間で2万個も握ったのでしょうか。
それは、ボールの飛距離を伸ばすためです。「砂の栄冠」:三田紀房を読んでみてわかるのですが、甲子園常連校はお米を食べまくっているというシーンが出てきます。体重と飛距離の関係が説明してあります。この漫画、ものすごく現地調査されているのです。他には「甲子園は先攻をを取るべし」なども描かれ、その理由も説明されています。審判・観衆を味方につけるにはなども描かれ、なるほどと思います。ここから野球を学ばれる監督さんも多いと思います。野球好きな方は是非、読んでください。まったく今までにない野球漫画です。昨日の東海大四校のスローボールの西嶋君、「観衆を味方につけたかった」と感想を言ってます。この本読んだかもと思いました。