小山さんのミニSL 力強くいつまでも走れ!
- 公開日
- 2014/09/07
- 更新日
- 2014/09/07
校長室から
9月6日(土)18時から放映されたテレビ朝日「人生の楽園」に、河内長野市の小山政二 さんが紹介されました。小山さんは、毎年市民まつりなどで、自作のミニSLに子どもたちを 乗せて走らせて下さっています。これだけですと趣味の世界かなと感じるのですが実はその裏で大変な人生を歩んで見えるのです。
小学6年生のときに学級委員になり『よくやった』と父親に小さな鉄道模型を買ってもらって以来、機関車へのあこがれが募られるのです。色んな鉄道に乗り、写真を撮り、グッズを集めるなど一通り経験した後にたどりついたのが、ミニSLづくりでした。
政二さんは22歳で文子さんと結婚、2人の子供にも恵まれます。ところが31歳の時、胃がんがわかり家族に告げられたのが余命1年でした。政二さんは機関車のように力強く走るSLに自分をダブらせ必死に闘病生活を送り、みごとガンに勝つのです。妻の文子さんは快気祝いに100万のSL模型を贈るのです。政二さんはそれを完成し家族や近所の子供達を乗せたりしSLを中心とした笑いが絶えない毎日を送られるのです。
ところがその文子さんがある日、「疲れたわ」と言い、横になり、帰らぬ人となってしまうのです。くも膜下出血でした。文子さん39歳の時でした。残された政二さんは2人の子供を男でひとつで育てられます。それは悲しい時もあったようです。政二さんはしばらくSLには触れることもできなかったそうです。しかし、文子さんの言葉「このミニSLでみんなの輪ができ、広がっていくのでしょうね」を思い出し、再びミニSLの世界へ入られるのです。
ミニSLが力強く動くことが妻文子さんが生きていることに繋がり、感動する番組でした。

