若者の体育科の先生に体験していただきたい相撲研修会
- 公開日
- 2014/09/30
- 更新日
- 2014/09/30
校長室から
忘れもしない研修があります。それはまだ、二十代の頃、蒲郡市へ3日間出かけた相撲(すもう)研修です。管内からもう一人の体育科の先生と一緒でした。(今、どこかの校長先生)
会場に着いたなら、2人ペアになり、まわしをはめてくださいとの指示がありました。相撲のまわしなど今まで一度もはめたことのない私は管内のお友達の先生とはめ合いました。借していただいたまわしは汚く、
『おぃおぃ、汚いぞ〜』
と二人で話していたなら、
「え〜まわしは洗濯できませんので、伝統の色が残っています」
と説明されました。
『げ〜、前の人、痔だったのかな〜』
とか思ったのですが、もう交換するわけにもいきませんでした。その時の指示は
「裸になり下からうまく通してください」
とそれだけの指示で、2人苦労してつけました。
「もっと右、いや行き過ぎ」
「なんか、下がスースーするんだけどゆるくない?」
蒲郡は相撲文化があり、立派な土俵がありました。晩秋の中、研修が始まり、それはそれは過酷な研修でした。「ちりちょうず」や「また割り」、「押し」「当たり」と基礎的なことを習い、その後でした。
「では地元の蒲郡相撲協会のみなさんにお手伝いいただき相撲を取っていただきます」
と言われ出てこられたのは本物の相撲さんばかりでした。
100キロ超しの方々との相撲は大変でした。(涙)
これが3日間続き、休憩時間はみんなロビーで何も話さずうつむいていました。ただ、初段がもらえるということなので頑張ったのですが、これは実際にはなかったです。(すもうに段があるのか・・・?今になって思うのですが)
今まで多くの研修を受けてきました、これほど過酷な研修はもうなかったです。是非、管内の若い先生にお勧めしたいです。