学校日記

校内めぐり 89 【3年生は人生の分岐点】

公開日
2014/11/28
更新日
2014/11/28

校長室から

朝、門で生徒に声をかけてみました。「試験できた?」と。多くの生徒が「できました」と答えてくれました。『テスト簡単だったんではねぇ〜か』と少し不安にはなりましたが、生徒から笑顔いただきました。思えばここに赴任したとき「テスト勉強時間は学年+1時間はやろう」という合い言葉があり「え!?」と思いました。『少なすぎ〜だろう』と。門で2年バスケット部の川崎さんが「先生、先生、昨夜は8時間勉強しました」と言ってきたのを思い出しました。これが普通の学校だと思うのですがどうでしょうか。

3年生、いよいよ進路決定です。ここに来て、まだ商業科、工業科、普通科が決まっていない生徒がおり、こんな生徒には将来、「何になりたい?」と聞いてみます。すると「わからない」と答えが返ってきます。わからないのに工業高校希望していてはおかしいと思います。この2週間で決めるのは少しきついです。将来の仕事が決まっていない生徒は普通科進学が一番ではないでしょうか。とにかくキャリヤ教育はその為にもあると思います。2年生の時に将来についてもっと考えさせたいです。

そうそう、進路決定には先生方もよく本人、家庭を知っていただきたいです。
大学までやれる家庭か。兄弟は大学進学へしているのか。兄弟は何人いるのか。異性がいない学校へ行って大丈夫か。自ら勉強するタイプか。学習指導の厳しい学校についていけるか。私学でも大丈夫か(私学助成ができて本当に助かっています。あと交通費!)部に入り、ついていけるか、希望職種が才能・性格に合っているかなど、いずれにせよ中学3年生は大きな分岐点です。