学校日記

クリスマス・イブの曲は青春時代とダブル気がする

公開日
2014/12/12
更新日
2014/12/12

校長室から

クリスマス・イブ〔山下達郎〕の曲を耳にする今日この頃です。
自分の若いとき、自分は荒れていたのでしょうか。クリスマスの曲を聞くと淋しさと寒さだけしか感じなかったです。クリスマスの曲が淋しい曲と聞こえる自分は何か満たされないものがあったと思うのです。街並みに出て幸せそうに歩くみんなを見て羨(うらや)ましく思ったり、ましてやカップルなどまともに見られたもんではなく、自分もほしいなと感じていたと思うのです。
今、大人になってあの頃を思い出すとあれが青春だったのかなと思うのです。みんながみんな幸せでなく、横から人様の幸せを見ていたあの頃、まさにこれが私達の青春かもしれません。

山下達郎さんは現在、62歳。山下さんがつくった「クリスマス・イブ」の曲、今でもヒットしていますが、この曲の雰囲気、詩の内容、私の青春時代の感じそのままなんです。日本が高度成長期に入っていき、みんながまだ貧しさを感じ、貧富の差が出るようになり、クリスマスがようやく認められるようになった時代に味わった淋しい感じなんです。
山下さんも家の会社が倒産したりして随分苦しい時代があったと思います。華やかなクリスマスソングにはならなかった理由が歩んできた道にあると思うのですが・・・。

雨は夜更け過ぎに 雪へと変わるだろう ♪
Silent night, Holy night
きっと君は来ない ひとりきりのクリスマス・イブ ♪