学校日記

この1年を振り返り

公開日
2014/12/31
更新日
2014/12/31

校長室から

まもなく2014年も終わろうとしています。生徒諸君、保護者の皆様にとってどのような一年であったでしょうか。本年を振り返り、多くの事が思い出されます。何と言って2年間に渡る研究は私もですが職員にとっても大きなプレッシャーを与えてくれました。ただ、研究のための研究は研究発表後に学校が駄目になっていく心配もありましたので、本当に庶民的な内容でいこうと職員と何度も話し合いました。でも大口の教育長さんが、大口の先生方の前で「宮田中の研究、見習っていこう。資料を揃えられるだけ揃えよう」と言われたそうなんです。思った以上に評価が高かったのが何よりです。生徒の授業態度も変わってきました。また、どの職員も生徒の目線を大切にし始めました。「話し手はみんなに話そう、みんなは話し手を観よう」そんな当たり前のことの徹底でしたが、成績が上がってきたという事実は誠に嬉しく、何よりそのことを保護者の皆様にお伝えでき嬉しいです。

話変わり、「14歳は厄年」と生徒に話したことがあります。昔なら中学3年生で下に落ちていくのが普通でしたが、今の本校の現実なら中3で落ちていく生徒は出ないと思います。むしろ危ないのは時期で言ったなら中1の最初から中2の夏・秋までだと感じています。反対に言うと今の中2は無事ここを乗り切ったと思うのです。個人的な名前はここには書けませんが、心配していた生徒がこの2学期に飛躍的に成長しました。集団の中で自分をしっかりとらえ、わがままを言わなくなりました。大変嬉しいことです。中1生徒にもあせらず、教育愛をもって接していけば、来年の今頃にはきっと良い報告ができると考えています。不安は尽きませんが、「一人も落とさずにいきたい」正月、お祈りすることでもあります。

昨日、テレビを観ていたならなんと 埼玉県朝霞市で今年3月10日、当時中学1年生だった女子中学生が行方不明になり、約9ヶ月が経ったそうです。お父さん、お母さんの訴え苦しくて聞けなかったです。無事に出てきてもらいたいものです。
 何もなかったことが幸せかもしれません。幸せの中にどっぷり浸かっていると幸せさえ感じなくなってしまうかもしれません。みなさんで、この1年、大きなことなくここまでこれたことを幸せに感じましょう。この1年、多くの場面で学校を信頼し支えていただきました。ありがとうございました。良いお年をお迎えください。(校長)