校長です・・・、校長です 355 落語「かみなり」
- 公開日
- 2015/02/13
- 更新日
- 2015/02/13
校長室から
校長です。落語で「かみなり」というものがあります。
校長です。おみよと佐吉の新婚物語です。
校長です。二人とも惚れあった仲の良い夫婦です。
校長です。ある朝、外は朝日がさして気持ちの良い日です。
校長です。佐吉はゴロンとするのです。
校長です。久しぶりの骨休みです。
校長です。おみよ、つかさず膝を貸し、膝枕(ひざまくら)です。
校長です。おみよ、思うんです。
校長です。『なんて幸せだろう』と
校長です。ところが、良かった天気も急に黒雲が湧いてきます。
校長です。おみよ洗濯物取りにいこうと思います。
校長です。でも佐吉さんが気持ちよさそうに寝ています。
校長です。膝枕のままでいようと思うのです。
校長です。その時一転、雷がドカンと落ちます。
校長です。おみよ「きゃぁ」とびっくりです。
校長です。その弾みに大きなおなら、ブリっと出してしまいます。
校長です。おみよ真っ赤な顔で思います。
校長です。『佐吉さんに聞こえたのかしら』と。
校長です。『嫌われたならどうしょう』と。
校長です。そこでおみよ、佐吉を起こします。
校長です。寝ていたか確かめるのです。
校長です。「雷がなって驚いたのよ」と。
校長です。佐吉、答えます。
校長です。「ぐっすり眠っていて聞こえなかった」と。
校長です。おみよ、これで一安心するのです。
校長です。『よかった、佐吉さんに、おなら聞こえてない』と。
校長です。佐吉ここで質問するのです。
校長です。「それっておみよのおならの前なのか後なのか」と。
校長です・・・、校長です。