学校日記

中島誠之助(なかじませいのすけ)さんを育てた叔母さんに涙でます

公開日
2015/02/16
更新日
2015/02/16

校長室から

中島誠之助さん
骨董鑑定士さんです。何でも鑑定団での「いい仕事してますね〜」のフレーズが有名になり今やテレビでは引っ張りだこの方です。でも中島さんの歩んできた道は大変なものでした。幼少時両親が病死で 血のつながらない叔母(おば)に育てられます。

終戦直後、女性の仕事は無く 米兵相手の夜の仕事までして中島さんの面倒を見るのです。 その後、裕福な骨董商に修行を条件に養子になる事になり、責任を果した叔母はその直後姿を消してしまいました。

骨董商として成功した中島さんは必死に恩人である叔母を探します。そして ある老人ホームに中島さんの切り抜きを集めている老婆がいると聞きつけ 駆けつけたのです。その人こそ正しく幼少時代の中島さんを育てた叔母だったんです。

「有難うございます!育てて頂いて有難うございます!」と中島さんが泣きながら言うと
「知らない・・・アンタなんか知らない・・・」
と叔母は答えたそうです。

今やテレビで大人気の彼に私のようなものが出て傷をつけてはいけないと思われたのだと思います。鑑定士の中島さんに見間違えは決してなかったと思います。