学校日記

校内めぐり 103 【卒業式】

公開日
2015/03/06
更新日
2015/03/06

校長室から

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卒業式も無事終了しました。式は淡々と流れていくのですが、その中で想いが抑えられない時が何度もありました。最初は野球部の幕を自ら下ろしたときを思い出した時です。自分で式辞を読んでおいて、自分で悲しくなっていてはおかしいのですが、感情を抑えきれるかと読みながら自分でも心配しました。でも、あの試合は本当に感動しました。明日無き戦いの辛さ、悲しさ、素晴らしさを見させていただいたからです。

次に抑えきれなかったのはみんなの涙を見たときでした。井上さんが送辞を読み上げるとき、みんなじーっと彼女を見ていました。思い出がそれぞれ浮かんだのでしょうか。悲しみの目を多くの生徒がしていました。答辞では小山さんが最後の方で、声をつまらせた時はさすがにドーンときました。感情をめったに出さない彼女でさえ声つまらせるとは、卒業式は何かが違います。聞いていた女生徒が何度もうつむいていました。壇上からそれを見てるとなおさら辛くなりました。

仰げば尊しの歌は年配者ほど好きです。これがないと卒業式でないなとさえ思っているのです。本当に良かったです。特に3番に入り、3年生が力強く入り「旅立つぞ」という感じが伝わってきたところが良かったです。

式が終わり、記念合唱で「旅立ちの日に」を歌ってくれました。この曲、事前に調べ、ホームページに載せていましたが、本当に良い曲です。その中で蔵下さんが言った言葉「宮田中学校は本当に変わりました」この言葉が今日のサポート宮田委員会でも外部の方から印象に残ったと言われました。変わるという言葉はあえて教師間では使わないようにしているのです。それは以前からみえた先生方の努力を否定してしまうからです。それが生徒から出てくるとは思いもしなかった言葉で、生徒がそう感じているんだと思い嬉しかったです。またまた、涙、涙・・・。