「ピッチャー八木？誰だこの投手は」４月４日、ナゴヤドーム対広島戦で２０億以上のメジャー契約を蹴って日本球界に復帰した男、黒田投手相手にテンポ良くなげるピッチャーに驚きました。そして、７回無失点で移籍初勝利投手に。被安打４、そしてプロ１０年目で初の２桁１０奪三振。こんなピッチャーいたのでしょうか。
ヒーローインタビューで
　「素直にうれしい。一回死んで、またこういう舞台で野球ができることに感謝しています」涙ぐんでいる彼です。無理もなかったです。八木投手の人生を聞けば涙の訳もわかります。

　八木投手は０５年ドラフトで日本ハムに希望枠で入団し、１年目から１２勝をマークして新人王を取り輝かしいスタートを切りました。でも２桁勝利はその一度だけで、１３年にオリックス移籍します。そして２年間未勝利で昨年オフに戦力外を通告されてしますのです。ようするにクビなんです。１２球団合同トライアウトで落合博満ＧＭに見初められて中日に拾ってもらったのです。（落合GMさすがに見る目があるな！）そして、広島戦は９８２日ぶりの勝利だったです。

５人の子供を抱えての悲壮な挑戦は今、始まったばかりですが、次も結果を出してくれること祈っています。こんな、プロ野球選手こそ夢を与えてくれます。頑張ってください！