何故、福井県はすごいのでしょうか!?
- 公開日
- 2015/04/22
- 更新日
- 2015/04/22
校長室から
昨日、全国学力学習状況調査が全国で行われました。この名称、NHKテレビでいきなり全国学力テストと言ってました。(あれ?)保護者の方に全国学力テストと言わないんですよと言っておいた矢先におかしな話です。勉強不足で申し訳ないです。どちらが正しいのでしょうか。(どっちでもいいか・・・。)
さてその全国学力学習状況調査の結果、常に上位にある福井県の特集を昨夜NHKで放送していました。その秘密を探る調査が始まり、全国から8名の教師を福井に招き、その分析にあたり、その調査結果を発表していました。大きく分けると下記のように3つになると放送されていました。
■:一人の先生が多学年を担当する
本校もそうですが中学校の場合同じ学年しか担当しないということが多いのですが、福井県の場合は、全学年を担当するようです。こうすることで、同じ教科を担当する先生同士が共通の問題意識を持て、それについてみんなでアイデアを出し合うなどしているようです。
■:無言清掃
福井の無言清掃は有名な話で、多くの教師が知っています。まず精神統一をしてから10分間無言で清掃をするという時間を福井県の学校の半数近くが設けています。清掃を誠心修行の場としてとらえているのです。これをやることで集中力が高まり、また、勉強に対する忍耐力も養われくると分析されていました。
■:家庭学習協力体制
子どもは必ず宿題を連絡帳にメモして帰ってきています。その連絡帳に記載された宿題を親が確認して、その後に連絡帳の署名欄にて、保護者が名前を書いています。テレビに登場していた保護者の方が、名前に花まるをつけ、かつ、「ちゃんと見ないと、名前は書けないですよね」といっていたのが印象的でした。宿題の量も全く違っていました。
本校でも導入できることは多くあると思いました。学力だけでなく運動能力テストでも結果を出している福井県です。結果を出すと言うことはすごいことなんです。それを認めないと前に進めないのですが、本校と福井県、さてさて・・・。
※写真は選抜高校野球で本年度初優勝した敦賀気比高校です。これも何らかの影響か・・・。