なつかしの曲「神田川」
- 公開日
- 2015/05/17
- 更新日
- 2015/05/17
校長室から
「神田川」ご存じですか。昭和の名曲を上げよと言われるならこの曲を上げる方は実に多いです。神田川は東京の中心を流れる川です。この川沿いの3畳一間のアパートを借り、楽しく過ごした二人の話です。楽しく?嫌、いつも別れの不安さえ二人に感じられる曲でした。歌詞の中に「若かかったあの頃、何も怖くなかった。ただあなたの優しさが怖かった」とあります。すでに別れを決意していた彼女でしょうか。彼の優しさが辛かったのでしょうか、それとも大好きな彼がいつか去って行かないか、これ以上優しくしないでという気持ちだったのでしょうか。
貴方はもう 忘れたかしら. 赤い手拭いマフラーにして
二人で行った横丁の風呂屋. 一緒に出ようねって言ったの
実に寂しい曲で、この当時の貧しさの中でも支え合って生きた二人をうまく表現しています。やはり、金がないと愛が語れなかったのでしょうか(おぃおぃ)三畳一間に裸電球です。この時代はみんな貧しかったのは事実ですが・・・。
この曲はグループ「かぐや姫」によって歌われたのですが、今でもしっかり覚えてます。何かのコンクールに出てきたかぐや姫、そこで確か「酔いどれかぐや姫」を歌って、審査委員の淡谷のり子さんにぼろくそ言われ予選落ちしました。それからしばらくして「神田川」の曲が爆発的ヒットになり一躍、有名になったんです。保護者の方でこの「神田川」を知らない方はまずみえないと思います。不思議なことに生徒でも知っており、「どうしてこんな古い曲、知っているの?」と聞くと母さんがよく聴いていたと教えてくれました。

