生活日記「むらさき」のもつ意味は
- 公開日
- 2015/07/09
- 更新日
- 2015/07/09
校長室から
岩手県矢巾(やはば)町の中学2年の生徒がいじめを苦に自殺したと見られる問題が起きました。この学校では教師と生徒が毎日交換した「生活記録ノート」に同級生との交友関係についての悩みや苦しさが書かれていました。このような担任とのやりとりのできる生活ノートは全国の多くの学校で採用され、どれだけ多くの悩む生徒を救っているかわかりません。
この事件はこれから多くのことが解明されると思いますが、これからもっともっと、苦しむ人を作ることは避けて通れないと思います。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
ここで保護者の方で本校の相談活動を心配される方もみえると思いますので、本校の相談活動を改めて紹介させていただきます。
■生徒と担任との生活日記「むらさき」大切にしています。今後も些細なことでも学年主任→生徒指導→教頭・校長の連絡徹底を図っていきます。
■相談週間を年間に計画的に設けています。
■生徒指導部より週報が配付され、心配な行動等は全教師で共有します。
■登校・下校時や放課の声かけを大切にしています。
■生徒となるべく離れないように努めています。(会議の持ち方の工夫など)
■生活アンケートやQU調査を行っています。
■保護者の方から相談受けやすい人間関係づくりに心がけています。
(身近なホームページなどでの学校オープン化・味方づくり)
■大きな相談になりうる「いじめ」に対しては心を育てる場面を多くもつように心がけています。
いじめに対し全職員、緊張感をもって対応しています。しかし、不安は尽きません。今後も全職員で生徒の心の状態・交友関係の把握に頑張っていく所存ですが、家庭の方でも心配な面が見られましたなら、すぐにご相談下さい。(校長)
追伸:生徒諸君、一人一人、毎日、心も体も成長して下さい!頼むよ・・・。

