学校日記

1学期終業式より 【努力しなければ何も始まらない】

公開日
2015/07/16
更新日
2015/07/16

校長室から

明日の台風での影響を考えて本日、朝に終業式を行いました。

1学期をみんなで振り返ってみようと思います。
4月7日 3年内原君がいきなり「新研究春休み全部やりました」と言ってきた。彼のあいさつは、3年での意気込みを伝えたかったのだろうか。

4月18日 バスケット男子の応援に扶桑中学校に行った。ダブルスコアで負けてしまった。試合後、通路でみんなで輪になって話し合っていた。キャプテンの稲波君は目が真っ赤だった。試合で負けた後、泣けないような練習していては駄目である。彼はいつも頑張っていただけに泣けて当たり前の選手だと思った。

5月10日 2年生のキャンプがあった。この学年のいいところはひとつにまとまれるところである。どの生徒もファイヤーを盛り上げていこうとする姿勢があった。ファイヤー係の「猛獣狩り」の曲「鉄砲だってもってるもん」と歌ってくれた3人の独特な歌声が魅力的であった。

5月27日 ツバメが脱履の中に巣をかけた。ここにかけると土・日曜日に脱履がしまり、中に入ることができない。そうなると脱履の北側を開けっぱなしにしなくてはいけない。スリッパなどへのイタズラが心配で3年生にぶつけてみた。3年の級長会で話し合い内容を長瀬先生から聞いたが、「この学年でそんな生徒はいない」と開けっ放しにしようと申し出てきた。それがすごく心にしみた。

6月9日 修学旅行だった。ナイトクルージングで船のなかで夕食を食べた。よく食べる生徒達であり、驚いた。クルージング船の上で海から吹く風に吹かれ、みんな気持ちよさそうである。一人の男の子が「このままいたいな、帰りたくないな〜」と二日目なのに言っていたのが思い出に残った。

6月29日 酒向君がいつも体育館にきて、応援の練習を手伝ってくれたり吹奏楽部との橋渡しをしてくれたりした。この日は突然「先生、僕にも言わせてください」と日頃気になっていることを1・2年生に話し始めた。これに彼の成長を見た。酒向君の努力もあって応援団もよく頑張ってくれた。

7月12日 いよいよ、管内大会が本格的に始まった。朝、出発前の野球部を見た。東猴先生は審判でもう出られており自分たちで中庭で円陣を組んでいた。伊藤君が中心になりみんなに指示を出していた。どの部員も真剣な顔でうなずいたり声を出したりしていた。今日、笑顔で帰ってこれることをみんなで確かめ合うようだった。
 それをじっと柴田さんや春日井さんや堀場さん達のバレー部員が体育館から見ていた。一人も声を出さずじっと見つめていた。彼女たちの思いが手にとるようにわかった。普段、教室ではからかったり、笑い飛ばしたりしているクラスメートの彼等だが、こんな真剣な彼等、こんな格好良い彼等は初めて見たのであろう。「勝ってきて」彼女達の思いが胸を熱くした。みんなが宮田中のために頑張ろうとしているし、みんなが宮田中のために一つになろうとしている、そんな忘れることができないような光景だった。

7月13日 グランドに行くと野球部の富田君やバスケット部の大塚さんが陸上部の中に入り練習をしていた。試合に負け、まだ心の整理がついていないと思うが、もう次の目標に向かって走り始めていた。なんて強いのだろう、彼等から勇気をもらった。

「努力したから報われる、そんなことは決してない。でも努力しなければ何も始まらない」
大切にしたい言葉である。

さて、いよいよ夏休みです。命は大切にしましょう。川には気をつけて、道路は飛び出すな、自分で自分の命を守って下さい。また、家庭の方で何かあったなら学校に電話下さい。担任が必ず駆け付けます。出校日には、みんな元気な姿で会いましょう。