校長です・・・、校長です 481 【吹奏楽コンクール大会を終えて】
- 公開日
- 2015/07/25
- 更新日
- 2015/07/25
校長室から
校長です。吹奏楽部コンクール終わりました。
校長です。3年間を15分間に懸けたのです。
校長です。3年間を15分間です。
校長です。3年間を15分にかぶせることってできるのでしょうか。
校長です。入部の頃、どの楽器にしようかと悩んだのです。
校長です。始まったパート練習、先輩が格好良く見えたんです。
校長です。ていねいに教えてくれる先輩、優しかったです。
校長です。それがいつかもう自分がもう3年生なんです。
校長です。練習合間にみんなでいろんなこと話しました。
校長です。好きな芸能人、クラスのこと、将来のこと。
校長です。好きな男の子のことも話しました。
校長です。練習はきつかったです。
校長です。よく運動部と比べられるのです。
校長です。文化部は文化部のつらさがあるのです。
校長です。個人レッスンは泣けることもありました。
校長です。みんなの前で容赦なく指摘されました。
校長です。わかっているのに手が動かないのです。
校長です。わかっているのに要求される音が出ないんです。
校長です。でもみんなで合わせる合奏が大好きでした。
校長です。集団の一員なんだと実感できるのです。
校長です。みんなの笑顔に救われるのです。
校長です。変な話、自分たちの演奏に励まされるのです。
校長です。そして今日のコンクールを迎えました。
校長です。一生懸命、3年間の想い込めて演奏しました。
校長です。終わったとき涙が出ました。
校長です。そして迎えた結果発表でした。
校長です。歓喜あがる学校、横目に発表が終わりました。
校長です。もっと吹きたかったです。
校長です。もっとみんなでいたかったです。
校長です。明日からもう声かけ合うこともなくなります。
校長です。だから終わりを告げられると泣けるんです。
校長です。彼、彼女達の夏が終わりました。
校長です。でもこれだけは言えるのです。
校長です。一生、忘れることができない3年間だったと。
校長です。じいちゃん、ばあちゃんになっても忘れられないことと。
校長です。それこそ、それこそ・・・、思うんです。
校長です。それこそ、それを財産というのではないでしょうか。
校長です・・・、校長です。