学校日記

野球とサッカー人気は、今後どうなるのでしょう

公開日
2015/07/26
更新日
2015/07/26

校長室から

1993年、サッカー界に大きな変化が起こりました。川渕三郎氏を初代チェアマンとしたJリーグが誕生したのです。要するにサッカー界のプロ化が行われたのです。当時、考えられていたのはサッカーはどんなに頑張っても野球には勝てないだろうということです。それほど日本には野球が浸透していた時でした。

ところがサッカーの人気はうなぎ登りの時代に入ってきました。オリンピックにはもちろん種目として採用されているのですが、野球は東京で復活させようと、野球関係者が躍起(やっき)です。世界は野球よりサッカーの方が人気が高いのです。
もっと言うならサッカーは身近でできるスポーツなのです。少し野球と較べて考えるなら
野球はゲームを行おうとすると最低6人は必要です。サッカーは2人でOKです。さらに野球はグローブ、バット、ボールも必要です。サッカーはボールだけです。さらに野球は広いグランドが必要です。サッカーは遊び方によりどんな狭いところでもできます。野球は巨人の星の漫画以来、小学生向きの漫画がヒットしていません。サッカーはキャプテン翼健在です。どうも野球には不利な条件です。

おまけに今は中日対巨人戦でもテレビで放映されないことは珍しくないです。昔なら、いつも野球がやっていたのに、今は人気を裏付けるように・・・、寂しい限りです。その代わりにサッカーが放映される機会が増えているのも皆さんが気付かれていると思います。

本年度のサッカー部の本校入部希望者は野球部の何倍もいました。もっと言うなら、野球部の入部希望者はどんどん減っているのです。プロ野球関係者はサッカーを甘く見ていたのではないでしょうか。Jリーグのサービス精神は野球とは較べることができないほど、ファン層まで入り込み行われます。今後、野球とサッカーの関係がどのように動いていくかは、児童・生徒の時代にどちらに付いたかによって変わってくると思います。後、何年後したなら確実にサッカーが日本のナンバー1の人気スポーツになってはいないでしょうか。