学校日記

篠原信一さん、真面目さの中におもしろさが見られる芸人さんです

公開日
2015/08/11
更新日
2015/08/11

校長室から

篠原信一さんはシドニー五輪での柔道銀メダリストです。しかも、この決勝は「世紀の大誤審」と言われている試合で後々、篠原選手を有名にするのです。

シドニー五輪男子柔道100キロ超級決勝で、篠原選手の「内股すかし」がきれいに決まり、副審が「一本」の判定を下した時には本人もガッツポーズが出ましたし、相手選手も負けを確信して肩を落としていたところでした。ところが、主審ともう1人の副審が何と「相手選手の有効」と判定したのです。これでリードされ負けてしまったのです。
しかし、試合終了後の篠原選手の口から出た言葉は「弱いから負けた。」でした。この名言には日本中の多くの方が涙しました。

もともと、中学校から柔道を始め、いつも辞めたい辞めたいと思っていたそうです。ある試合でひょと勝ってしまい、高校からの誘いもあり、高校でも続けることに・・・。高校には怖い指導者の方がみえ、辞めたいと言えずに頑張っていたとか。それでも、この高校で名が上がり、天理大学に進学するのです。ここでめきめき力を伸ばして来るのです。旭化成に就職。全日本では3連覇、シドニーオリンピックを決めるなど大活躍されたのです。
その後、天理大学准教授 兼 同大学柔道部監督選手、そして柔道男子日本代表監督に就任されたのです。
近年は、柔道界から足を洗い、巨大タレントとして活躍中です。特にゴリラのぬいぐるみを来て、檻(おち)の中に入り来園者を驚かすなど、完全に芸人さんとなってみえます。このギャップが今の篠原さんの魅力ともなっているのです。頑張ってください、篠原ゴリラ!