学校日記

「15の夜」 尾崎豊さんの中学時代がわかります

公開日
2015/08/12
更新日
2015/08/12

校長室から

尾崎豊さんの「15の夜」は教師泣かせの曲でした。当時の学校や社会体制に立ち向かうような歌詞でした。この曲は尾崎さんの体験から書かれたと言われており、なおさら教育現場では受け入れられないものだったのではないでしょうか。なんせ盗んだバイクで走るシーンまで書かれているのです。当時、バイク盗の事件は中学校の悩みでした。

「落書きの教科書と外ばかり見てる俺」から始まるこの曲です。
「校舎の裏 煙草をふかして 見つかれば逃げ場もない」彼の荒(すさ)んだ生活が伺えます。校舎内の喫煙はいかんでしょう。

それと先生が嫌いだったのもよくわかります。
「 しゃがんでかたまり 背を向けながら 心のひとつも解りあえない」と次に続きます。教師としては悲しい曲になってしまいます。「指導しなくてはいけないことが多いので指導する、そして生徒から嫌われ、さらに憎まれる」よくあるパターンです。でも見て見ぬふりをしているのは本当の優しさではないと思うのです・・・。外で1対1で話してくれる先生ほしかったかも・・・。どこかで認めてくれる先生がほしかったかも・・・。嫌、それ以上に先生と付くだけでシャットアウトのレベルだったかもしれません。

この当時の中学生の心を代表で歌ったような曲、お父さん、お母さんの中には鮮明に残っている方みえるのではないでしょうか。