学校日記

校長です・・・、校長です 502 【一緒に歩んだ猫】

公開日
2015/08/17
更新日
2015/08/17

校長室から

校長です。昔、猫を飼っていました。
校長です。小学校3年時、親戚からもらってきたのです。
校長です。三毛の子猫でした。
校長です。自転車に段ボール箱を付け、もらってきたのです。
校長です。10キロ以上の道のりでした。
校長です。箱の中で悲しく鳴くので、ペダルを必死にこぎました。

校長です。寝る時はいつも一緒でした。
校長です。ある夜、腹が苦しいと目が覚めたんです。
校長です。腹の上に猫が寝ていました。(おぃおぃ)
校長です。その頃はもうでかく、持ち上げるのも大変でした。

校長です。時々、会話もできるように感じました。
校長です。勉強部屋まで来ると「ニヤ〜オ」と鳴きます。
校長です。開けてという意味です。
校長です。机の上でじーっと寝ています。
校長です。子猫の時は鉛筆の動きにじゃれていたのが懐かしいです。
校長です。我が家に来てもう8年でした。

校長です。猫には忠誠心がないと思っていました。
校長です。でも、ある日、驚くことがありました。
校長です。犬とじゃれ合っていたんです。
校長です。それを後ろから猫が見ていたんです。
校長です。ご主人様が犬に襲われていると思ったのです。
校長です。犬の背中に飛び乗り爪を立てたのです。

校長です。いつでも一緒でした。
校長です。どんなに遅く帰ってきても嬉しそうに近寄ってきます。
校長です。絶対に裏切らないという感じでした。
校長です。嫌なことがあると猫に話しかけていました。
校長です。なんでも話せる話し相手だったのです。
校長です。秘密厳守の雌猫でした。

校長です。そんな猫とも別れがきました。
校長です。最後はそーっと、目の前から去って行きました。
校長です。2・3日見ないなと思っていたんです。
校長です。心配で探したんです。
校長です。近くの小屋の中で横たわっていました。
校長です。長い年月にピリオドを打つように安らかな顔でした。
校長です。思い出が多すぎて心の中にぽっかり穴があいたようです。
校長です。高校2年の秋でした。

校長です・・・、校長です。