ほおずきは何故にお盆に・・・。
- 公開日
- 2015/08/14
- 更新日
- 2015/08/14
校長室から
お盆となり、花屋に花を買いにいくと、「ほおずき」が売られています。(なんと高いのじゃ!)葉っぱもほとんどなく、気をつけて持って行かないと途中でコロリと実が落ちてしまいそうなこの花、何故にお盆に飾るのでしょう。
ほおずきは漢字で書くと「鬼灯」と書きます。精霊が迎え火や提灯(ちょうちん)の火を頼りに集まると言われていることから、迷わないように、ほおずきを提灯に見たてて飾るという説が有力です。
また、真夏の暑い時期に農作物の収穫が今よりもずっと少なかった時代、ほおずきの鮮やかなオレンジ色は花や果物などの供物の不足を補い、家族の心にも灯りをともしたともされています。
お盆の時期に墓花や仏花に「ほおずき」を入れるのは、「ご先祖様が迷わないように」そして「充分にご供養したい」という心遣いの表れではないでしょうか。