校長です。山本草太選手をご存じですか。
校長です。フィギュア界で羽生結弦選手を追う一番手とされています。
校長です。１５歳、高校１年の超イケメンです。
校長です。すでに４回転ジャンプができるのです。

校長です。こんな生徒がクラスにいるとどうなるのでしょう。
校長です。今日も彼にあこがれる彼女、ルンルンで登校です。
校長です。彼女、考えるのです。
校長です。『いけない、このままでは有名になりすぎてしまう』
校長です。『羽生君みたいになる前になんとか手を打たなくては』
校長です。『インタビューで彼女いますかと聞かれたなら・・・』
校長です。『はいと言って、私の名前、呼んでもらうの』
校長です。『嫌だ〜、私のために戦ったなんて・・・』と。
校長です。考えると言うより妄想中（もうそうちゅう）です。

校長です。作戦考えるのです。
校長です。彼が全国大会に出場中のことです。
校長です。母さんに頼み、旅行がてら応援の機会つくります。
校長です。会場で彼に会うのです。
校長です。「旅行でこちらに来たの」
校長です。「クラスメートとして応援に来たの！」
校長です。「でも、途中で帰らなくてはいけないの」
校長です。「あ！結果を知りたいな！」
校長です。「良かったら、ここへメールしてね」
校長です。これで彼のメールアドレス、ゲットです。

校長です。そして、彼から「優勝したよ」とメールが届くのです。
校長です。すぐ返事をせずに次の日に返信です。
校長です。じらし作戦です。
校長です。すぐ返信するのは軽いと思われます。
校長です。相手にどうしたんだろうと思わせることが成功の鍵です。
校長です。そしていつの間にか友達以上、恋人以下のメル友です。

校長です。彼女、彼が落ち込んだ時も支えます。
校長です。そしてついに彼は彼女の存在に気付くのです。
校長です。そしていよいよ、オリンピック。
校長です。見事、金メダルです。
校長です。英語ぺらぺらの彼は英語でインタビュー受けています。
校長です。彼女はいますか？のインタビューです。
校長です。その時、英語での会話でしたが聞こえたのです。
校長です。確かに私の名前が聞こえたのです。

校長です。全世界から公認のカップルです！
校長です。ニューヨークタイムズにも書かれています。
校長です。ＢＢＣニュースでも私の名前が読まれてます。
校長です。どうしよう、私、困っちゃうです。（おぃ！）

校長です。すいません、彼女の妄想まだ続いていました。
校長です。妄想中から大妄想中です。（おぃおぃ）
校長です。ここで終わらせないとどこまで飛んでいくかわかりません。
校長です。山本草太選手、すでに、夢まで与えられる選手なんです。

校長です・・・、校長です。