学校日記

遠く離れた南米チリ沖でおきた地震に何故、こんなに神経を

公開日
2015/09/18
更新日
2015/09/18

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遠く離れた南米チリ沖でおきた地震に何故、こんなに神経を使っているのでしょうか。

それは昭和35年5月23日4時11分、南米・チリ共和国でマグニチュード9.5という世界最大規模の地震が発生します。この地震発生15分後に約18mの津波がチリ沿岸部を襲い、約17時間後にはハワイ諸島を、22.5時間後に日本を襲いました。ハワイ・ヒロ市では約10.7mの津波が押し寄せ、日本でも北海道から沖縄までの広い範囲で2〜6mの津波に襲われ多くの犠牲者を出したのです。

みなさんは2〜6mは東日本大震災の時の津波に比べれば、たいしたことないなと思われるかもしれませんが、この津波により日本では死者行方不明142名、負傷者855名、建物被害46,000棟、罹災者147,898名と大きな被害を出しました。

これは情報が遅れ、なんと日本の津波警報は、津波襲来2時間後だったことが大きく反省としてあげられました。不意の自然災害は実に怖いのです。言い換えれば、予報があれば結果に大きな差が出るのです。

この反省を基に今日の朝のニュースで盛んにチリ沖の地震について流れているのです。

※写真は当時被害にあった東北地方の漁港の町の様子です。