学校日記

勉強はわからなくても捨(す)てない

公開日
2015/09/24
更新日
2015/09/24

校長室から

今まで多くの生徒を送り出してきていろんなことを考えます。学校には勉強が苦手な生徒は何割かは必ずいます。先生が話している内容や意味がわからないと辛いと思うのです。そして恥はかきたくない、当てないでとかいろんなこと思って授業に臨んでいると思います。授業が自分を責めるような感じになると、自分の授業中の置き場にも困るようになります。

ただ、教科にもよるのです。体育などは体勝負です。技術、美術は作品勝負な面が強いです。音楽も声、度胸勝負(笑)、活躍する場面は机の前だけとは限らないのです。苦手なことに立ち向かうのも大切ですが得意なこと伸ばすのも大切です。

今まで、勉強が苦手な生徒はどのように進学していったでしょうか。それは「姿勢」だと思うのです。決して勉強を捨(す)てることなく、我慢に我慢を続け、一生懸命、授業に臨んだと思うのです。この姿勢こそ進学へ導いてくれたのではないでしょうか。

大切なのは勉強を捨てないということです。それは成長を自ら放棄することにもつながらないでしょうか。「勉強はわからなくても捨てない」この言葉大切にしてください。「ひとつでもわかってやろう」この気持ちがやがて素晴らしい結果になること期待しています。

追伸:まず、勉強嫌いな生徒は社会科からやってみましょう。積み重ねものでないので、その日の集中で随分違ってきます。

※写真と本文とは関係ありません