学校日記

素晴らしい子をバスの中から見た

公開日
2015/10/03
更新日
2015/10/03

校長室から

それは市民祭りの日のことでした。学校の吹奏楽部員と市の用意して頂いたバスで堤防の道を帰ってくる時の出来事でした。一人の藤里小の金管クラブの女の子でした。交差点で渡れるチャンスをうかがって待っていました。それに気付いたバスの運転手さんが止まり、対向車の車も止まり、彼女は渡りました。そこまでは普通のことだったのです。

渡りきった彼女はいきなりターンして振り向いたのです。そして両足、揃えて深々と礼をしたのです。バスの中から部員達としっかり見ていました。

『なんと、しっかりした子がいるのだろう』

朝、学校に来る時など、車が止まってくれたなら、礼をするように指導しているのです。心を配れる生徒は会釈して渡ってると思いますが、その上をいく彼女、それも小学生です。驚かずにはいられませんでした。こんな子が宮田中に入ってくるのですね。楽しみです。藤里小学校にも知らせてあげようと思いました。