学校日記

山本昌投手、数々の思い出 ありがとうございました!

公開日
2015/10/07
更新日
2015/10/07

校長室から

山本昌投手、32年間の野球人生にピリオドです。神奈川の日大藤沢高校出身でそのまま中日ドラゴンズへドラフト5位で入団されました。当時から球も遅く、本当にプロで通用するかと言われた時に、中日が業務提携していたロサンゼルス・ドジャースと同じベロビーチでキャンプを行い、山本ら若手選手ら5人が野球交換留学としてそのままアメリカに残ることになったのです。そこでチームメイトのメキシコ人内野手ジョゼフ・スパニュオーロが、試合前のキャッチボールでスクリューボールを投げていたのを見て、その選手から投げ方を教えてもらったのです。遊びで投げてみたところ、驚くほど曲がり、試合で使ってみたならこれが通用したんです。

中日はすぐ彼を呼び戻し戦力としたのです。でも、その山本投手が32年間も投げるとは当時、誰が想像したでしょう。夏に巨人との天王山の戦いで出てきて好投してくれたことが思い出としてありますが、夏に本当に強い選手でした。

他に舌を出しながら投げるという癖も独特で、投げているどの写真を見ても舌が写っていました。趣味はラジコンでテレビにもよく出てみえました。(相当高そうなラジコンカーで優勝を奪っていかれた。)

スキージャンプの葛西紀明、ゴルフの青木功、大相撲の旭天鵬とともに「レジェンド」と呼ばれていた山本昌投手でした。本当に長い間、ご苦労さんでした。数々の思い出、ありがとうございました。