ラグビー選手には優しい人が多い、何故??
- 公開日
- 2015/10/14
- 更新日
- 2015/10/14
校長室から
ラグビーワールドカップの選手達が帰ってきました。お疲れ様〜!と言うところでしょうか。集団でインタビューを受けていました。誰だったかは忘れましたが、ラグビーのルールについて触れ「やっている僕たちもわかっていないところがありますので心配しないで下さい」と軽く言ってみえました。(おぃおぃ)
それにしても、ラガーマンは(ラグビー選手のこと)優しいですね。五郎丸選手も過日、インタビューを受けた時、涙で言葉を詰まらせてみえました。悔しさとみんなへの恩返しが出来なかったこと、みんなからの声援への感謝というところでしょうか。涙で思い出すのは伏見工業高校の山口良治監督も涙もろい先生でした。「僕に涙がいっぱいあって良かった」と名台詞(せりふ)を残されました。
ラグビーは勇気がいるのです。100キロ近い相手が突進してくるのです。その腹に入り込んでいくのには勇気以外ないのです。待っていればぶっ飛ばされます。だから相手のスピード以上のスピードで当たらないと負けてしまうのです。非常に怖いです。また、その中で相手への思いやりが要求されるのです。例えば、決して首より上へは入らない、飛んでいる間は接触しない、倒れているプレイヤーにはスパイクを乗せないなど、思いやりに守られたスポーツなんです。優しくなるのは当たり前のことなんでしょうか。
よくノーサイドという言葉がラグビーの代名詞のように使われますが、これは試合が終わったなら、敵も味方もないですよという意味で、よく試合後は敵味方関係なく、みんなで風呂に入ったり、シャワーを浴びたりするのがその象徴でしょうか。
高校時代、がらの悪い学校と試合すると、試合中に「おめぇ〜、試合後、駅前で待っとれよ〜」とか言うのですが、試合終われば、本当に讃え合って、芝生の上で話したりするものです。
もっとおもしろい話があるのですが今日はここまで!
写真は昨年度の岐阜県高校ラグビーの決勝で、岐阜工と関商工の戦いです。毎年、楽しみに観に行くのです。