学校日記

校内めぐり 138 【申し訳ありません、宮田中学校 「響」を卒業させて頂きます】

公開日
2015/11/12
更新日
2015/11/12

校長室から

文化の集い振り返りは「響」です。実はこの「響」も本年度をもって最後にしようと考えています。地域に出ていき会を盛り上げ、盆踊りなどでは依頼が来て踊らさせてもらっています。江南団地自治会や盆踊り参加した地区からはお礼にと感謝料まで頂いています。クリーニング代が必要で助かっています。

最初、立ち上げの時が懐かしいです。10年くらい前のことでしょうか、当時、江南警察は県の委託を受け、地区の中で1校だけ指定校を設け少年非行防止・健全育成に乗り出したのです。その一環として「ソーランを踊ろう」のような働きかけがありました。当時、北海道のある学校で、ソーランを踊り、学校が立ち直ったことが話題になり、さらに映画化までされており、全国的にこれに乗っかってみようという風潮がありました。宮田中学校はそこで指定を受け、ソーランも始まり、今日に至っているのです。立ち上げの日は招待を受け、観に行ったのですが、体育館には多くの警察関係の方、教育関係の方、地域の方々がみえて、体育館後方に、少年達がたむろっていたのを覚えています。

ただ、この会、維持していくのが大変で、まず、小学生の勧誘というので、日曜日など合同練習の場を設けていました。それと、毎日の練習です。当然、顧問がつかなくてはいけません。部活時間はできず、昼放課、日曜日となるわけで、これが時間のない中で大変でした。

本来なら自信のない、目的意識の少ない生徒に踊って頂きたいと始まったこの響ですが、実際はリーダーの子達が多く、最初の目的からは大きく離れていった気がします。

そこで思い切って本年度で踊るのはやめていこうと話し合いました。やめるなら今かなと思ったのです。学校に心配生徒も少なくなり、一生懸命頑張っている今がやめどきと思ったのです。

ここで響き最後のメンバー全員の名前、紹介させていただきます。

大西舞・高木あい・清水彩香・森和奏・東真愛・楓真瀬莉・山名萌衣
外山勝陽・足立綺彩・青木颯・尾関杏名・田村実季・飯山玲未・中島瞳美
岩田桃・原田陸斗・丹羽美結・今村麻菜美・井戸口友海・伊藤優希菜
大野ナミエ・竹田知世

文化の集いではセンターで清水彩香さんが自信満々で踊っていたのが印象的です。それと3年生の目の前になってしまって恥ずかしそうに踊っていた尾関杏名さん、東真愛さん。恥ずかしさを必死に隠し踊り続ける姿に感動しました。自分を発揮させる場所だったのに取り上げてしまうのかと思い申し訳なく思いました。

みんなの前で踊るのも、後、11月15日の市民文化会館で行われる「環境フェスタ」の時と卒業生を送る会だけになりそうですが、最後のメンバーとしてしっかり踊りきってください。

今まで響に関わって頂いた卒業生のみなさん、多くの先生方、ここで終わりにして申し訳ありません。また、地域の皆様には多くのご支援をいただきました。警察関係者の皆さんにも、立ち上げからお世話になりました。申し訳ありません、本年度をもって響を卒業させていただきます。本当にありがとうございました。これからは、響がなくなっておかしくなったと言われないように、生徒と一緒になって頑張っていきたいと思います。(校長)


追伸、長年の活躍に12月14日(月)朝会の時、市長さんが来校され、感謝状も持ってみえます。