学校日記

校長です・・・、校長です 569 【缶蹴り】

公開日
2015/11/13
更新日
2015/11/13

校長室から

校長です。幼い頃、缶蹴りしたことありますか。
校長です。見つけられたなら、捕虜(ほりょ)となるのです。
校長です。見つけて、缶を踏んで初めて捕虜となるのです。
校長です。途中で見方が助けに来るのです。
校長です。缶を蹴ったところで捕虜も逃げることが出来るのです。

校長です。この遊び、極めて鬼に分が悪いです。
校長です。最後までいくことなく、永遠に缶を蹴られるのです。
校長です。鬼が幼い子だと泣き出しそうな顔になります。
校長です。鬼の子は自分意外はみんな敵という気分になるからです。
校長です。仲間はずれの気分になってくるのです。

校長です。誰かが言い出すのです。
校長です。「鬼、交代しようぜ」と。
校長です。そこには誰も反対する子はいません。
校長です。今度は今まで鬼だった子も笑顔で逃げます。

校長です。幼い頃の缶蹴り遊びです。
校長です。昔は子供は遊ぶことが勉強と言われました。
校長です。缶蹴りには、気付くこと、学ぶべきこと多くあります。

校長です。みんなが人の気持ちわからないといけないのです。
校長です。鬼さんが悲しんでいることを。
校長です。みんなが途中で気付かないといけないのです。
校長です。一人の苦しみをみんなの喜びにしていることを。

校長です。みんなが知っていなくてはいけないのです。
校長です。この子はどこまでいったら苦しむかを。
校長です。みんながどうしたらよいかを学ばないといけないのです。
校長です。「鬼、交代しようぜ」の言葉のように。

校長です。全部がわかった子が言うのです。
校長です。「鬼、交代しようぜ」と。

校長です・・・、校長です。